鼻湿疹とおでき
鼻前庭湿疹
症状
鼻腔の入り口で、鼻毛の生えている部分を、鼻前庭といいます。文字通り、この鼻前庭にできた湿疹を「鼻前庭湿疹」といいます。
原因
慢性副鼻腔炎、急性・慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎などが原因となって起こります。これらの病気で、絶えず分泌物や鼻汁がでてくるため、鼻前庭がいつもぬれた状態になります。また、幹部を気にしてこするため赤くただれて湿疹ができます。
治療
軟膏で炎症を抑え、そっとしておきます。
鼻せつ(鼻のおでき)
昔で言う「めんちょう(顔にできるおでき)」の一種です。
症状
膿がどんどんたまり、5mm~1cm位の大きさになります。 触れられないほど痛みがひどいのが特徴です。高い熱が出ることもあります。
原因
細菌の感染により起こり、鼻腔内や鼻の表面に、膿のたまった赤い腫れものができます。
治療
抗菌剤の内服や、軟膏、鎮痛薬が用いられます。 膿がたまっている場合は、切開して膿を出します。