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扁桃周囲炎・膿瘍(へんとうしゅういえん・のうよう)

“扁桃周囲炎” “扁桃周囲膿瘍”ともに、扁桃炎の炎症が悪化して起る病気です。

症状

扁桃周囲炎

炎症が扁桃の被膜を越えて周囲に拡がる状態

扁桃周囲膿瘍

扁桃周囲炎がもっと進展し扁桃の被膜の外に膿が溜まってしまう状態

 

扁桃周囲膿瘍

扁桃周囲膿瘍

扁桃の片側だけに起ることが多く、 食事ができない、あるいは水も飲めないほどの痛みがあり、 高熱などの症状が現れます。
さらに、膿瘍が進展すると頚部が腫れてきて、口も開けにくくなります。

原因

口蓋扁桃の炎症の悪化が主な原因です。炎症が扁桃の被膜を越え、周囲の組織に広がることがあります。やがて軟口蓋など、周囲の組織が腫れて膿を持つようになります。


治療

治療としては内服・点滴などに加えて、膿瘍に進展している場合は穿刺・切開が必要になります。もちろん、扁桃周囲炎・膿瘍を繰り返す場合も手術適応となります。 開口障害になると食事が満足にできないので、点滴によって栄養や水分を十分に補給します。症状がひどい場合には、抗菌薬やステロイド薬を点滴に混ぜることもあります。点滴と併せて、膿が溜まっている部分を切開し、内部の膿を排出する処置も行われます。 通常であれば入院期間は3、4日~1週間ほどです。

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