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急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)

ほとんどの子供は風邪を引くと何回かはかかる病気です。 急性中耳炎は、「急性化膿性中耳炎」と「滲出性中耳炎」に分けられ、急性中耳炎にかかった子供のうち、約1割が滲出性中耳炎に移行します。

急性化膿性中耳炎(きゅうせいかのうせいちゅうじえん)

一般的に「急性中耳炎」と呼ばれるもので、ほとんどの場合、かぜをひいた後にのどや鼻にいるウィルスや細菌が、耳菅を通って中耳に感染して起ります。また、副鼻腔など鼻の粘膜に炎症を起こす病気が要因になることもあります。
5歳以下の乳幼児に多い病気です。また、何度も繰り返すことも珍しくありません。

症状

発熱、耳の痛みが圧倒的に多く、耳をさわる、不機嫌、夜泣き、耳垂れなどもあります。 又、発熱・鼻汁などが続くお子さんは注意が必要です。

原因

chuji急性化膿性中耳炎は、耳と鼻をつなぐ耳管から細菌が中に入って起こります。
乳児は治りにくい事があります。 風邪をひいた子、鼻の悪い子、感染症をもらいやすい保育園児などに多く見られます。

子供の耳管は、大人に比べ短く、傾斜が水平に近いので、細菌が鼻から中耳に届きやすいため、急性中耳炎にかかりやすいと言われています。このため、成長して抵抗力がつくにつれ、繰り返さなくなります。

中耳のつくり(右イラスト参照)
耳小骨は、鼓膜の振動を内耳に伝えます。微細な振動を伝えるために中耳は閉じられた空間になっており、耳管だけで換気が行われています。

治療

適格な抗菌剤を服用します。耳の重症度によっては、排膿・排泄が必要となります。原因となる鼻の病気の治療も併せて行います。

予防

風邪をひかない様に努めるのが一番の予防です。鼻の治療を済ませておいてください。 症状の項目にあてはまるものがありましたら、耳鼻科医を受診して鼓膜を診てもらいましょう。

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)

急性化膿性中耳炎が治りきらなかったり、何度も繰り返していると起こります。急性化膿性中耳炎にかかった子供のうち、約1割がこの病気に移行するといわれています。大人が発症することはまれです。

症状

主な症状は「耳がつまる」「軽い難聴」です。ただ、子供の場合自分で難聴などの症状を訴えることはあまりなく、“返事をしない”・“テレビの音が大きい”といった、周りの人が気づくケースがほとんどです。

原因

中耳と鼻の奥は“耳管”でつながっています。急性化膿性中耳炎が長引くことにより、空気の振動(音)をとらえる鼓膜の内側に滲出液がたまってしまい、鼓膜や耳小骨の振動が悪くなり、耳が詰まる・軽い難聴などの症状がでます。

治療

長い間経過し、滲出液がドロドロしている場合には、「鼓膜穿刺」といって、鼓膜にメスを刺して浸出液を抜く治療法があります。それとともに、鼻孔から管を挿入して、耳管に空気を送り込む「耳管通気療法」を行います。これは鼓膜を切開して、そこにチューブを入れておくことで滲出液を自然に排出させて、中耳に空気を入れて乾かすものです。

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